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Dr.コトー診療所 2003

Dr.コトー診療所 2003





舞台設定      志木那島
            島民の人口は 1,800人
            定期船で本土まで6時間、高校はない
            志木那島診療所には、簡単な医療器具と設備しかない

舞台のモデル   鹿児島県 下甑村(現 薩摩川内市) 立手打診療所

五島のモデル   瀬戸上健二郎さん

ロケ地       沖縄県 与那国島

主題歌       中島みゆき 「銀の龍の背に乗って」

挿入歌       柴咲コウ 「思い出だけではつらすぎる」

視聴率
     放映日         タイトル                  視聴率

第1話 2003年7月3日  美しい南の島から、心温まる感動の物語  19.6%

第2話 2003年7月10日 故郷で暮らす母へ               18.1%

第3話 2003年7月17日 赤ちゃんを助けて                16.1%

第4話 2003年7月24日 病気を診るな、人を診ろ            17.7%

第5話 2003年7月31日 手術で治せない病               19.4%

第6話 2003年8月7日  愛するわが子へ                 17.2%

第7話 2003年8月14日 巣立ち                      15.6%

第8話 2003年8月21日 救えない命                    20.2%

第9話 2003年8月28日 暴かれた過去                  19.9%

第10話 2003年9月4日  この島を出て行け               21.5%

第11話 2003年9月11日 新たな旅立ち                 22.3%


主な登場人物

 五島健助 (吉岡秀隆) 志木那島診療所に赴任した医師 「コトー」
                                   大学病院を辞めて島の診療所に来たわけ
                 島の人に信用されるようになったきっかけ
                 藁草履(わらぞうり)を履いている理由

 星野正一 (小林薫) 村役場の民生課課長
 星野昌代 (朝加真由美) 正一の妻
 星野彩佳 (柴咲コウ) 正一の娘、志木那島診療所の看護師 「あやか」

 和田一範 (筧利夫) 村役場の職員、志木那島診療所の事務員 
 
 原 剛利 (時任三郎) 漁師 「たけとし」
 原 剛洋 (富岡涼) 剛利の息子 「たけひろ」
 
 西山茉莉子 (大塚寧々) 飲食業 「まり」
 杉本竜一 (神木隆之介) 東京に住む、茉莉子の息子
 
 安藤重雄 (泉谷しげる) 漁業協同組合の漁労長 「しげさん」
 安藤リカ (伊藤歩) 東京に住む重雄の娘 出産した男児の名は、「しげはる」
 
 内 つる子 (千石規子) 産婆 「うちさん」
 内 誠 (國村隼) 本土に住む、つる子の息子
 
 中村三郎 (坂本長利) 志木那村村長
 
 山下明夫 (今福將雄) 農業 「あきおじ」
 山下一夫 (納谷真大) 明夫の息子、村役場の職員
 山下道子 (森上千絵) 一夫の妻
 山下邦夫 (春山幹介) 一夫の息子 「くにちゃん」
 
 坂野 孝 (大森南朋) 村役場の職員
 坂野ゆかり (桜井幸子) 孝の妻 出産した女児の名は、「千賀」
 
 元木 渡 (山西惇) 漁師
 
 山下 努 (船木誠勝) 漁師
 山下春江 (高橋史子) 孝の妻
 山下信一 (斉藤大貴) 孝の息子 「しんいち」
 山下桃子 (松本梨菜) 孝の娘
  
 原沢 咲 (石田ゆり子) 五島の元同僚、昭英大学附属病院の産婦人科医 
 三上新一 (山崎樹範) 五島の元同僚、昭英大学附属病院の消化器外科医
 奥村史朗 (大和田伸也 ) 五島のいた、昭英大学附属病院消化器外科教授
 
 芦田ゆき (木村佳乃) 原沢咲の高校時代の後輩、医師
 芦田雄一郎 (竜雷太) ゆきの父、代議士
 
 巽 謙司 (津田寛治) 週刊アクセスの記者
 



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吉岡秀隆 Dr.コトー診療所 2003 五島健助
吉岡秀隆 演ずる Dr.コトー診療所 2003 五島健助 (33歳)



志木那島診療所 医師
通称 「コトー」
島に来る前は、昭英大学附属病院の消化器外科に勤務していた
船酔いするので、剛洋に教えてもらったおまじないをする

車の免許がないため、往診には自転車で行く
焼酎が飲めない
言い出したらきかない頑固さは昔から
「ヤシガニ」という銘柄のカップラーメンを食べる
女心には疎い


「子どもの頃は、勉強ができなかったなあ
兄貴が凄く頭良くて、いつもバカにされてた
お前は何をやってもダメだ、って
高校3年のとき、腹膜炎になって死にかけたことがある
そのとき近所のお医者さんが助けてくれた
入院したベッドの上で思った
将来、こういう仕事に就けたらいいな、って
それから猛勉強した
人間、本当にやりたいことには必死になれるものさ
医者になったときは、凄く嬉しかった
こっち来て、不思議と思い出すんだ
初めて白衣を着た日のことを
あのとき、なんだか凄く神聖な気持ちになって・・・」


「父に何と言われてきたか知りませんけど
先生が思っているほど、島の人間は
医師にも診療所にも期待なんかしていないんです」

彩佳にそう言われて不安もあったが
内のオペ以来、やっと診療所に人が集まり始める

「この島には、先生なんかもったいない」

「いやそれは反対だ、僕にはこの島がもったいない」

しかしそれも、巽の出現と
巽を信一より優先してオペしたことで、一変する

島民は、裏切られた思いと
心理的なわだかまりに包まれる

「島を出て行け」
しげさんの言葉にショックを受けるコトー

そしてついに、島を出る
みんなに黙ったまま
退職願と、星野正一への謝罪の手紙を残して

行った先は
島に来る前に勤務していた昭英大学附属病院
ここには、自明党の熊谷幹事長が胃ガンで入院していた
コトーはかつて熊谷を担当していたため
そのオペを担当するよう指名されたためだった

コトーとしては、自分がオペをすれば
大学がすぐに、代わりの医師を
島に派遣してくれるものと思っていた

熊谷幹事長のオペを無事やり遂げる
その後行われた記者会見のことも何も知らない
術後の経過を確認する
眠る熊谷に一礼して、バッグを持って病室を出たところに
剛利親子が待っていた
島のみんなの、そして剛利自身の、自分に対する気持ちを知る

その夜、和田が渡して欲しい送ってきたアルバムを
咲から受け取るコトー

和田が撮り溜めてきた写真
青い海、島民の笑顔、みんなの顔、顔、顔
初めて診療所に行った日の、コトーの姿も収められていた

翌日、コトーは、剛利の船で島に戻った

「星野さん、すぐに診察します、診療所に行きましょう」

コトーが戻ったことを知って
診療所の前には、大勢の島民が集まり、祝福

あきおじにもらった藁草履を履く

「先生、お帰りなさい」

彩佳の声だった



Dr.コトー診療所 2003


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柴咲コウ Dr.コトー診療所 2003 星野彩佳
柴咲コウ 演ずる Dr.コトー診療所 2003 星野彩佳 (25歳)



志木那島診療所 看護師
昔から「強く・正しく・美しい彩佳」といわれていたらしい
安藤重雄の娘リカは、1歳年下だが
いつも二人で男の子をいじめて泣かせていたので
最強コンビと言われていた

ときどき、ついカーッとなるところがあり
その場面をコトーにときどき見られている

当初は、そうでもなかったが
すらず知らずのうちに、コトーに好意を寄せるようになる
コトーが茉莉子の料理の腕を褒めたことに嫉妬したり
芦田ゆきを過剰に意識していたのを、茉莉子に見抜かれている


巽の出現と、信一と巽のオペの結果
居辛くなったコトーは、診療所を辞め
みんなに黙って島を出て行った
やがて彩佳もそれを知る

「・・・酷いよ、しげさん、みんあな酷いよ
しげさんにあんなこと言われて
先生がどれだけ傷付いたか
どうして先生の気持ち、わかってあげられなかったのよ
今までたくさんお医者さん、この島に来たけど
コトー先生みたいな人はいた?
あんなにみんなのこと考えて
夜中でも朝早くでも、嫌な顔ひとつしないで
往診までしてくれた先生はいた?
みんなのために必死になって
オペまでしてくれた先生はいた?
努さん、信ちゃんを後回しにしたのは
信ちゃんを見放したからじゃない
どうしてそれがわかんないのよ・・・
みんながあんなこと言わなければ
言わなかったら先生だって・・・」


ストレスから、父正一が吐血して倒れた夜
昭英大学附属病院にいるコトーに電話をかける

「すみません、こんな時間に・・・
父が、今日吐血しました
本土の病院に連絡をとって、できるかぎりのことはしたので
今のところ状態は安定しています・・・」

「全部一人でやったの?」

「みんなに手伝ってもらって・・・」

「そう、よくやってくれたね」

「・・・先生、これからどうしたらいいでしょう?」

「まず、本土の病院へ運んで、きちんと検査を受けること
多分、潰瘍による吐血だとは思うけど
他に悪い病気があってもいけないし・・・
僕のせいだね、僕が迷惑をかけてしまったから」

「先生のせいじゃありません
そんなつもりでかけたわけじゃ・・・
コトー先生、お忙しいときにすみませんでした」

「彩佳さん、おとうさんのそばについていてあげてくださいね
何かあったら、すぐに電話してください
今、ぼくにできることはそれくらいしかないけど」

「わかりました、ありがとうございます」


剛利の船でコトーが島に帰ってきた
あきおじにもらった藁草履を履くコトーに

「先生、お帰りなさい」


Dr.コトー診療所 2003



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小林薫 Dr.コトー診療所 2003 星野正一
小林薫 演ずる Dr.コトー診療所 2003 星野正一 (55歳)



志木那村役場の民生課課長
ひとり娘の彩佳は、診療所の看護師
無医村解消のため、20年にわたり医師招聘に奔走
台湾から日本語ができない医者を呼んできたこともあった
本土からも、医者を何人も何人も呼んだが
来ては辞め来ては辞め
今度こそ、今度こそと思っているときに
やっと巡り合えたのがコトーだった

コトーはそれまでのどんな医師とも違っていた
それを無理やり島に連れてきた
「あの事件に触れないほうがいい
誤解を生じるから、黙っていたほうがいい」
コトーにはそう口止めしていた


「この島にはちゃんとした医師が必要なんです・・・
安心して、健康で暮らせるためにも
救える命を、諦めたりしないためにも
この島には、先生みたいな人が必要なんです」

コトーを招くことに成功する

安藤重雄とは、子どものときからの同級生
未婚の娘の妊娠を受け入れられない重雄を諭す

「いい加減に意地張るのはやめろ・・・
いいじゃねえか、父親がいなくったって
島に子どもが一人増えると思えばさ
子どもは、島の宝なんだから
シゲちゃんとか、俺とか、みんなで父親になって
見守ってやろうよ・・・
わかるよ、お前の気持ちはようわかる・・・
けどなあ、俺は、剛洋にしたって、竜一君にしたって
家族の一員だと思っとる
内さんだって、死んだお袋の代わりのような気がしている
俺とお前だって、双子の兄弟みたいなもんじゃねえか・・・
俺のほうがちょっと、イケメンで、頭もずっといいけどな」

一方重雄からは
小学校の就学旅行のとき
生まれて初めてエスカレーターを見て
びっくりして腹痛を起こしたことがあるらしい
優等生なので打たれ弱い、ともいわれている

巽の記事が島民に知れわたってから
強く責任を感じ、精神的に追い詰められる
そして、コトーが島を去ってから、胃痛を訴え寝込んでいたが
コトーにひと言謝りたいと
船の出る港に来たところで、吐血して倒れる

娘の彩佳と、島のみんなの協力で、ひとまず安定するが
コトーがいないなら死んだほうがいいと、本土行きを拒む

嵐の夜、診療所に見舞いに来たしげさん
その説得に、ついに折れる
翌日本土へ行く船に乗ろうとしたところに
剛利の船でコトーが戻ってくる

典型的な胃潰瘍で
手術は必要なく、薬で十分治る

これが、コトーの診立てだった



Dr.コトー診療所 2003


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時任三郎 Dr.コトー診療所 2003 原 剛利
時任三郎 演ずる Dr.コトー診療所 2003 原 剛利 (42歳)



漁師
船の名前は、剛宝丸
島の、当時の診療所の医師の診立て間違いにより
手遅れとなった妻が病死している
そのため、新たに島に赴任したコトーについても
当初はまったく信用できなかった
小学4年生の一人息子・剛洋を、男手ひとつで育てている
親子で、西山茉莉子の店で食事を摂ることも多い


「剛洋を本土の病院に運ぶ、お前なんか信用できるか」

「何故ですか?・・・ 何故、信用してもらえないんですか?」

「島の医者に、こいつの母親は殺されたんだ」

「今ここで手術しなければ、剛洋君は助かりません
剛洋君は必ず助けます、僕を・・・信じてください」

夜の海、剛利の操る船上で行われた剛洋のオペ
無事成功する


あきおじのオペのあと、無力感にたたずむコトーに

「何やってんだ? こんなところで
彩佳が捜してたぞ・・・
子どもたちが、あんたのことを
まるで神様みたいに、何でもできるって信じてる
剛洋は、あんたに憧れて医者になりたいって言い出した
まだ10歳のあいつがだ
俺は、あいつに勘違いして欲しくねえんだ
メスを持った人間が
それだけですべてを解決できるって思って欲しくねえ・・・
自然に逆らって海に消えてったやつ
俺は何人も見てきた
漁師だって、海にはかなわねえ
どんなに腕のいい漁師でも、自然の力にはな
医者だって、ただの人間だろ・・・」


無事退院して、茉莉子の店を訪れた巽に

「・・・あんた、そうやって一生あいつを恨み続けるつもりか?
人を恨むのは簡単だ、憎しみを相手にぶつけるだけだからな
俺も最初はそうだったよ
こいつの母親は、島の医者の誤診で殺されたようなもんだ
いい加減な診察しかしない医者が、俺はどうしても信じられなかった
それを仕事で、そのために勉強して
大学出て、資格まで取った人間が
なんでそういう無責任なことをするんだろうってな
俺はこの半年間、あいつをずっと見てきた
少なくともあいつは、あんたの妹さんのことに関して、悔やんでる
悔やんで、その償いをしようとして
この島で必死になって頑張ってきたんじゃねえのか
俺は、俺はそう思う」

「憎むより、許すことの方が難しいかもねしれないわね
でも残された人間は、それでも生きなきゃいけないのよ」

心の中で、何かが解けていく巽


熊谷幹事長のオペのあと
昭英大学附属病院に、コトーを訪ねる剛利親子

「どうすんだ、これから、どこへ行こうってんだ?」

「わかりません、先のことはまだ、何も」

「そうやってまた、逃げ出すのか?
過去の事件が何だよ
あんたそれを償おうとして、それ以上のことやってきたじゃねえか
あんた知ってるか、剛洋が、子どもたちが
あんたに帰って欲しくて
自分たちだけで東京まで来ようとしていたことを
星野さんが、あんたに診てもらいたくて
血吐いても本土の病院に行こうとしないことを
しげさんが、あんたにあんなことをい言っちまったことを
どれほど後悔しているか
内さんが、あんたがいなくて困り果てて
煎じ薬を星野さんに作ってやってることを
彩佳が、一人で必死で父親の治療してることを
みんなが、俺が
どれだけ、どれだけあんたに帰ってきて欲しいかってことを
コトー先生
俺が言いたいのは、それだけだ・・・
明日、朝一番で俺たちは帰る
あとは好きにしてくれ」

翌日、コトーを連れて島に戻る


Dr.コトー診療所 2003


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泉谷しげる Dr.コトー診療所 2003 安藤重雄
泉谷しげる 演ずる Dr.コトー診療所2003 安藤重雄 (55歳)

shige


漁業協同組合の漁労長
通称、「しげさん」
船の名前は、第1重丸

星野正一とは同級生で幼馴染
子どもの頃から変に意地っ張りで、へそ曲がりな性格


リカ(伊藤歩)という一人娘がいる
東京青山の美容室で美容師として働いていたが
36週の臨月の状態で、1年ぶりに志木那島に帰って来た
付き合っていた恋人が、妊娠を知って行方不明となり
もう、どうしようもなくなって戻ってきたのだ

しげさんとしては
高校を出て、東京の美容学校を卒業し
東京で就職する、ってことは
たぶん、二度とこの島に戻ってこないことだと覚悟していた
それが娘の夢なら、それでいいと
立派に夢を実現することを心から祈っていた
だから、中途半端な状況で戻ってきた娘を
受け入れることができない

台風13号の夜、リカが産気づき、診療所に運ばれる
そうとは知らず
6メートルの波が押し寄せる暴風雨の中に
一人船を出す重雄

それを知って、漁協に集まる組合員たち
遭難の危険があって、捜索に出られない
不安が高まるなか、突然昔話を始める村長

「お前らは知らんかもしれんが・・・
あいつは・・・若い頃は、凄い漁師だった・・・
重雄はたった15歳で
500kgもあるカジキマグロを、一人で釣り上げてな
ケンカも強くて、口でも体でも
あいつの右に出るやつはいなかった
今でもそうだが、昔もバカで、飲んじゃあ暴れとった
その重雄が恋をしてなあ
好きで好きでたまらなくて
本土まで追っかけてって連れてきたのが
死んだ奥さんのシズエさんだ、リカちゃんそっくりのな
あいつ、思い出したんじゃないのか
若い頃のシズエさんを
それで、余計、悔しかったんじゃないのか
リカちゃんがこんな風になって戻って来ちまった、ってことが」

停電の中、無事に男の子を出産
内がとりあげた、記念すべき3,021人目の赤ちゃん

台風一過の翌朝、漁協に姿を現した重雄
妊婦の娘に食べさせようと
釣ってきた魚を手に

診療所で初孫と対面

「良くやった・・・
可愛いなあ、おう、ヨシヨシ」

このまま島に残ってくれるものと思っていたが
結婚してやり直そうと、迎えに来た恋人とともに
原剛利が操る船で、再び本土へ旅立って行った

「何で俺ら、みんな見送るばっかりなんだろうな」


嵐の夜、診療所に入院中の星野正一を見舞う

「生きてるか? お前よう、もう諦めろ
コトーはもう帰ってこねえよ
だからよう、意地張ってねえで、本土の病院行こっ・・・
覚えてるか? 
俺が九九を、5の段でつかえてふて腐れてるとき
お前が必死になってよ、教えてくれようとしてなあ
でもまあ、そのことについては、一応つうか、感謝してるよ
お前がいなきゃよ、俺の人生に九九はなかったよ・・・
今夜は嵐だなあ、怖えだろうからよお
俺が一緒にこにいてやるよからよお
お前は昔から怖がりだかんな」

「なに言ってんだ、怖がりはお前だろう
こんな夜は、一人で家にいるのが怖いんだろう
それにお前、九九は5の段じゃなくて
2の段でもうつかえとったぞ
誰もいねえんだ、見得張るな」

「明日よう、病院に行こうな・・・
俺はよう、正ちゃんがいなくなったらよう、困んだよ」

正一は、本土に行くことを決める



Dr.コトー診療所 2003


泉谷しげる 演ずる Dr.コトー診療所 安藤重雄 (55歳)

漁業協同組合の漁労長
通称、「しげさん」
船の名前は、第1重丸

星野正一とは同級生で幼馴染
子どもの頃から変に意地っ張りで、へそ曲がりな性格


リカ(伊藤歩)という一人娘がいる
東京青山の美容室で美容師として働いていたが
36週の臨月の状態で、1年ぶりに志木那島に帰って来た
付き合っていた恋人が、妊娠を知って行方不明となり
もう、どうしようもなくなって戻ってきたのだ

しげさんとしては
高校を出て、東京の美容学校を卒業し
東京で就職する、ってことは
たぶん、二度とこの島に戻ってこないことだと覚悟していた
それが娘の夢なら、それでいいと
立派に夢を実現することを心から祈っていた
だから、中途半端な状況で戻ってきた娘を
受け入れることができない

台風13号の夜、リカが産気づき、診療所に運ばれる
そうとは知らず
6メートルの波が押し寄せる暴風雨の中に
一人船を出す重雄

それを知って、漁協に集まる組合員たち
遭難の危険があって、捜索に出られない
不安が高まるなか、突然昔話を始める村長

「お前らは知らんかもしれんが・・・
あいつは・・・若い頃は、凄い漁師だった・・・
重雄はたった15歳で
500kgもあるカジキマグロを、一人で釣り上げてな
ケンカも強くて、口でも体でも
あいつの右に出るやつはいなかった
今でもそうだが、昔もバカで、飲んじゃあ暴れとった
その重雄が恋をしてなあ
好きで好きでたまらなくて
本土まで追っかけてって連れてきたのが
死んだ奥さんのシズエさんだ、リカちゃんそっくりのな
あいつ、思い出したんじゃないのか
若い頃のシズエさんを
それで、余計、悔しかったんじゃないのか
リカちゃんがこんな風になって戻って来ちまった、ってことが」

停電の中、無事に男の子を出産
内がとりあげた、記念すべき3,021人目の赤ちゃん

台風一過の翌朝、漁協に姿を現した重雄
妊婦の娘に食べさせようと
釣ってきた魚を手に

診療所で初孫と対面

「良くやった・・・
可愛いなあ、おう、ヨシヨシ」

このまま島に残ってくれるものと思っていたが
結婚してやり直そうと、迎えに来た恋人とともに
原剛利が操る船で、再び本土へ旅立って行った

「何で俺ら、みんな見送るばっかりなんだろうな」


嵐の夜、診療所に入院中の星野正一を見舞う

「生きてるか? お前よう、もう諦めろ
コトーはもう帰ってこねえよ
だからよう、意地張ってねえで、本土の病院行こっ・・・
覚えてるか? 
俺が九九を、5の段でつかえてふて腐れてるとき
お前が必死になってよ、教えてくれようとしてなあ
でもまあ、そのことについては、一応つうか、感謝してるよ
お前がいなきゃよ、俺の人生に九九はなかったよ・・・
今夜は嵐だなあ、怖えだろうからよお
俺が一緒にこにいてやるよからよお
お前は昔から怖がりだかんな」

「なに言ってんだ、怖がりはお前だろう
こんな夜は、一人で家にいるのが怖いんだろう
それにお前、九九は5の段じゃなくて
2の段でもうつかえとったぞ
誰もいねえんだ、見得張るな」

「明日よう、病院に行こうな・・・
俺はよう、正ちゃんがいなくなったらよう、困んだよ」

正一は、本土に行くことを決める


Dr.コトー診療所 2003


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大塚寧々 Dr.コトー診療所 2003 西山茉莉子
大塚寧々 演ずる Dr.コトー診療所 2003 西山茉莉子 (33歳)



志木那島で、 「お酒・お食事処 まり」 を営んでいる
愛車は、赤系のパジェロミニVR−

行動力に富み、独力で自衛隊ヘリを呼び
生死のかかった、坂野ゆかりの出産の危機を救う

本土のサラリーマンと結婚して
東京に行ってすぐに子どもが授かる
しかし、他に好きな男性ができて家を出る
やがて離婚
息子は、離婚裁判で夫が引き取ることになった
その後、母の具合が悪くなって、志木那島に戻る
ところがその年に、立て続けに両親とも亡くなり
店を開くことになった

息子の名は、杉本竜一(神木隆之介)で
私立武蔵野小学校の4年3組
5歳のときに別々になってから、ずっと会っていない

その息子が、お母さん会いたさに
家出をし、一人で志木那島にやって来た

会えたのに、お互い素直に心を開けない

息子のことを忘れたことはなかったが
あえて冷たく接したのは
今ここで優しくしたら、引き止めたくなってしまうから
そして、自分が恥ずかしかったから
申し訳なくて、あわせる顔がなかったから

ほどなく、息子は山の崖から滑落して負傷
O型のRH−
母親から子への輸血で、オペは無事終了

病室での対面

「すみません、迷惑かけて・・・
来なければ良かったね、僕・・・」

「そんなことないよ・・・
ごめんね・・・」

「知りたかったんだ
僕のお母さんが、南の小さな島でどんな暮らしをしているか」
ちゃんと元気でやっているのか
ただ知りたかっただけなの・・・」


診療所を退院するまで、つかの間の親子の日々を過ごす

本当はこのまま島に残ってもらいたかったが
しっかりと自分の考えを話せるようになった息子に断られる

「見送んないからね・・・一人で来たんだから一人で帰れるでしょう・・・
勝手に一人で帰んなさい・・・帰っちゃえ・・・」

息子は、原剛利が操る船で、再び東京へ旅立って行った
見送らないと言っていたが、離れた岸で見送った、手を振りながら


Dr.コトー診療所 2003


 
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石田ゆり子 Dr.コトー診療所 2003 原沢 咲
石田ゆり子 演ずる Dr.コトー診療所 2003 原沢 咲 (30歳)



昭英大学附属病院に勤務する産婦人科医
コトーとは研修医時代から一緒で
コトーが島に赴任するまでは付き合っていた

深夜、大学病院から診療所への電話で

「五島君・・・いつ戻ってくるの・・・
そんなとこにいても、今の医療から遅れていくばかりよ
何のために、そんな場所にいるの?」

「何のためか、わからない
だけど、ここに来て、ひと月とちょっとだけど
少しだけ何かがわかりかけてるような気もしてる・・・
例えば・・・僕は・・・今まで・・・
どれだけ患者さんと向き合って治療してきたのか
どれだけ人として向き合って・・・ゴメン
もう切るよ、連絡が入ると困るから・・・」

最先端の医療は
最先端の設備の整った場所でしかできない
と思っている
そしてそれが大きく見れば
たくさんの人が救えると考えている

同僚である脳外科の柏木先生が
血管内治療の論文が国際学会で認められて
客員教授として迎えられることが決まってアメリカへ行くことに
その柏木からプロポーズされ
どうしていいかわからず、連絡もせず
突然、コトーに会いに来た

あきおじのオペの助手を頼まれて

「・・・本気でここでオペする気なの?・・・
ここには設備も簡単なものしかないし
オペに立ち会うスタッフも少ないでしょ
和田さんがオペの助手をしていること自体
問題がないとはいえないわ
本当に病気のことを考えるなら
設備の整った大病院で詳しい検査をして
治療方針を立てたうえで
オペをするのが常識だと思うけど
何故ここで今、オペする必要があるの?」

患者の気持ちを裏切れないコトー

診療所の下の浜辺で、彩佳に

「・・・五島先生が、優秀な外科医だっていうことは知ってるわ
研修医時代からの付き合いだもん・・・
でも、あなたたちは
危ない橋を、彼の力に頼って
無理やり渡ってきただけじゃないかしら
彼だけじゃないわ、あなただってそう
ナース一人で、本当に良くやっていると思う
島の人たちはそれでいいかもしれない
でも、診療所のスタッフの負担は、大きくなるばかりよ
それでいいの?
そんなに彼に、寄りかかっていていいの?
この島の医療は
彼の自己犠牲の上に成り立っているように思えてならないわ・・・
彼は、離島の小さな診療所にいるような人じゃないわ
最先端の場所で、力を発揮すべき人だと、私は思うの
それが彼のためでもあると」

あきおじが退院後、診療所の屋上で、和田に

「・・・私ねえ、後藤君のしていることがすべて正しいとは思えないの
あの人は、優しくなりすぎた
医者は家族をオペできないって、聞いたことない?
家族をオペするときは、私情が入ってしまって上手くいかないって
それと同じことを、あの人はしてるんじゃないかしら
医者は、自分にも他人にも
厳しくクールじゃないとやっていけないわ」

あきおじ死去のあと、診療所で

「和田さん、コトー先生に伝えて欲しいことがあるの・・・
コトー先生は、幸せな医者だって・・・
病気が治って感謝されることはあっても
患者さんが亡くなって、感謝されることなんて
なかなかあることじゃないわ・・・
私、留学するかもしれない、そう伝えて・・・」

追いかけてくるコトーに

「さよなら、コトー先生
あなた、とってもいい顔になった
東京にいたときより、いい顔になった
さよなら」

コトーとは、昭英大学附属病院で再会する

月末に、ハイデルベルグ大学への留学のため
渡独することを伝える
一方コトーも、診療所を辞めてきたことを伝える

熊谷幹事長のオペの夜
和田が頼まれたアルバムを、コトーに渡す

「五島君、怖がっちゃダメ
あなたは、あなたらしく生きるべきよ
あなたみたいに幸せな医者はいないわ
私、あのとき島に行って、そう思ったのよ」

翌日、コトーは島に帰る



Dr.コトー診療所 2003


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山崎樹範 Dr.コトー診療所 2003 三上新一
山崎樹範 演ずる Dr.コトー診療所 2003 三上新一



昭英大学附属病院に勤務する消化器外科医
研修医時代、初めての当直の夜
巽の妹が亡くなってしまう、という事件の当事者となる

これをきっかけに、コトーは志木那島診療所へ赴任
そして、自明党の熊谷幹事長のオペのため
大学病院を訪れたコトーと再会する

「お久しぶりです・・・
お聞きかと思いますが
今度のオペで僕は、先生の助手を勤めさせていただきます
今の僕は、あのときの僕とは違います
昭英大学の消化器外科の一員として
あなたのテクニックに、引けをとらない自信があります
ですから今回は、助手としてではなく
パートナーとして僕は望むつもりです」

オペ前に、ガン転移の有無を確認するため
コトーから、再度の腹水細胞診を依頼される
病理の結果、腹水にガン細胞が含まれていることが判明
三上はこのことを病理医に口止めし
コトーには、再検査でもガン細胞は見つからなかった、と告げる
それを信じるコトー

予定通り、左上腹部内臓全摘術のオペを開始する
開腹してはじめて、すでに腹膜に転移していることを知るコトー
本来であればオペは中止
細胞診の結果は悪性と伝えたはず、と言い張り
勝手に閉腹の準備を始めようとする三上

「続行しましょう・・・
患者に負担をかけないよう、できるだけすばやく行います」

コトーの手技が冴え、いよいよ閉腹となったときに
オペ室に、手術着の奥村教授が入って来る

「良くやってくれた、あとは私が引き受けます」

こうして、オペは無事成功する
手術を終え、椅子で休むコトー
そこに近寄る三上

「素晴らしいオペでした
私は先生の腕をみくびっていました
先端医療からはずれたあなたが
まさかこれほどの腕を
申し訳ありませんでした」

「三上先生
謝らなければならないのは、僕のほうです
あの日、経験の少ない君に責任を押し付け
君の医師としてのスタートを誤らせてしまった
本当にすまないことをしたと思っています
(立ち上がり、深く頭を下げる)
僕たちは、けして自分の腕を試したり
テクニックを競うためにオペをするわけじゃありません
僕らが患者さんの命を握っているんじゃないんだ
僕らにできることは、患者さんの運命を手助けすること
それ以上でも、それ以下でもありません
大学病院で働くことは、本当に素晴らしいことです
でも、そうでない場所でも
医師として、学ぶべきことはたくさんある
どうかそのことを覚えておいてください」

殺到するマスコミ、オペ後の記者会見が始まる
自分を執刀医として紹介する奥村教授
困難な手術を短時間で行ったと、得意気に語っている
そのとき、医療チームとして列席していた三上が
不意に立ち上がる

「今回、熊谷幹事長のオペを執刀したのは
奥村先生ではなく
志木那島診療所から招いた、五島健助先生です・・・
熊谷氏の病巣は、通常では切除不能の状態にあり
五島先生でなければ、手術の成功はあり得なかったでしょう」

この模様は、テレビで志木那島にも放送される


Dr.コトー診療所 2003


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Dr.コトー診療所 コトーが島の人に信用されるきっかけ
Dr.コトー診療所 コトーが島の人に信用されるきっかけ



内つる子(千石規子)は、85歳
島の産婆で、とりあげた赤ちゃんは、3,000人

夫婦ともども、この島で生まれて育った
病気がちな夫を抱えて、産婆しながら一人で頑張って
7人の子どもを育て上げた
しかし子どもたちはみな、本土に暮らす
現在一人暮らし

自分で作った煎じ薬しか信じない
末期ガンで本土の病院に入院中の夫を
夜逃げをするように、病院から島に連れ戻してきた
「島で死ねるのが、嬉しい」
と涙を流す夫は、余命2ヶ月と宣告されていた
が、それから2年以上もった


洋上での剛洋のオペにより
かえって島では変な噂が広がり
いっそう島民に避けられてしまう五島
一方、島の子どもたちには信用を得る

そんなある日、内の容態が急変
腹部大動脈瘤の緊急オペが必要だが
島を離れようとしない内
診療所でのオペを決意するコトー
輸血用の血液を確保に漁協に動く

「ダメだな・・・協力できねえ・・・
大体、内バアが・・・言ってたぞ、お前のことなんか
これっぽっちも信用してねえってな」

「それじゃあこのまま、内さんを見殺しにしてもいいんですか?
僕は、内さんの命がある限り、医者として可能性のある限りは・・・」

「あんた神様かあ?
人の命が自分の手の中にあるとでも思ってんのかあ?
だったらそれは随分、傲慢なことだな」

「そんなこと、思ったことありません
僕は、ただの医者です、だけど医者だから
目の前で消えかけている命を
黙って見過ごすわけにはいかないんです
そんなことするくらいなら、僕、医者辞めます
この島にも、来なかったと思います・・・
・・・お願いです、手を貸してください」

剛利は剛洋たちを診療所に向かわせる
それが子どもたちの母親を動かす

「先生、内さんは?・・・
私は、内さんに息子を取り上げてもらったんだ
・・・男たちが何と言おうと、私は協力するよ
私も、私も・・・、先生、内さんを助けてあげて・・・」

採血を申し出る島の女たち
つに、時間との勝負がかかったオペが始まる

「もしかしたら、凄いことかもしれないね・・・
・・・この島に、あんな先生が来ちゃったことが」

無事、成功する


港の桟橋で、本土に帰るうちの息子を星野正一が見送る

「星野さん、俺、今頃やっと、お袋が島離れたくないって
言ってた意味がわかりましたよ
お福は、ここで一人で暮らしてたわけじゃなかったんだ
お袋は、皆さんに助けられたり助けたり
皆さん家族みたいに思って・・・」

「そうだよ、ここは昔から、そうだったじゃないか
長いこと島離れていたんで、忘れたんじゃないのか?」

「・・・なのに俺、無理やり本土に連れてこうなんて
それをお袋の幸せだと思って・・・
俺は自分が安心したかっただけかもしれない・・・」


Dr.コトー診療所 2003


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